PR Times×営業戦略で成約率を高める SEO効果も狙える戦略的プレスリリース活用法

新規開拓の難しさ、商談成約率の低下、既存営業手法の限界。このような悩みを抱える経営者が増えています。その解決策として注目したいのが、プレスリリースの戦略的活用です。単なる情報発信ツールとしてではなく、営業活動を強力に後押しするビジネス装置として、プレスリリースは大きな武器になっています。中でもPR Timesを活用した展開は、営業力の強化とSEO効果という二つの側面から機能する強力な施策となっています。

目次

なぜ今、営業ツールとしてのプレスリリースなのか

ビジネス環境は大きく変化しています。かつての営業活動の主軸だった訪問や電話による直接的なアプローチは、その効果を徐々に失っています。経営者の多くが、「アポイントが取りづらくなった」「商談につながるまでの時間が長期化している」という課題を抱えているのではないでしょうか。理由は、インターネットが発達し営業担当者と会う前に買う買わないの判断を下す顧客が増えているからです。

この状況を打開するカギとなるのが、プレスリリースの戦略的活用です。特にPR Timesのような影響力の大きいワイヤーサービスを活用することで、ターゲット層へ、会う前からの効果的なアプローチが可能になります。自社の取り組みや強みを、信頼性の高いメディアを通じて発信することで、潜在顧客の興味を喚起し、営業活動の土台を築けます。

プレスリリース活用がもたらす5つの効果

戦略的なプレスリリース活用は、次の効果をもたらします。

第一に、見込み客からの能動的な問い合わせが増加します。PR Timesを通じて配信されたプレスリリースは、日経新聞やライブドアニュースをはじめとする大手メディアに引用・掲載されるケースが多く、広範な露出が期待できます。ある製造業のケースでは、プレスリリース配信後1ヶ月で問い合わせ数が従来の3倍に増加しました。

第二に、商談アポの成功率が高まります。アポには信頼性が大きく向上します。メディアに掲載された実績は、営業担当者の説明に客観的な裏付けを与えます。「大手メディアで取り上げられた」という事実は、企業としての信頼性を高めます。特に日経新聞が強力です。

第三に、成約率の向上が見込めます。あるITサービス企業では、プレスリリースを営業資料として活用することで、成約率が1.8倍に向上しました。メディアでの掲載実績は、商談における有効な説得材料となったのです。

第四に、Google検索結果における自社情報の露出が増加します。PR Timesは大手メディアとの連携が強く、配信したプレスリリースが各メディアに転載されることで、検索結果上位に複数の関連記事が表示されやすくなります。これは企業としての存在感を高め、信頼性の向上につながります。

第五に、営業資料として永続的な活用が可能です。Web上に掲載されたプレスリリースは、長期にわたって参照可能な実績として機能し続けます。時間の経過とともに、複数のプレスリリースが累積されることで、企業としての実績と信頼性が積み重なっていきます。

ワイヤーサービス選びのポイント

プレスリリース配信サービスには複数の選択肢がありますが、私はその中でもPR Timesに分があると考えています(2025年2月現在)。大手メディアとの強固な連携体制を持ち、配信したプレスリリースが広く転載される傾向にあるためです。

特に重要なのが、日経新聞のオウンドメディアなど影響力の大きいメディアでの掲載率の高さです。一般的なワイヤーサービスと比較して、PR Timesは大手メディアでの掲載率が高いのです。これは、プレスリリースの効果を高める上で大きなアドバンテージとなります。

また、PR Timesの特徴として、SEO効果の高さも見逃せません。大手メディアでの掲載は、Googleの検索アルゴリズムにおいてプラスの評価要因となります。結果として、自社のブランドや製品に関連する検索結果で、好位置に表示される可能性が高まります。

副業人材の視点 :

PR Times、Valuepress、@pressなど、主要なワイヤーサービスを実務で使用してきました。それぞれに違いはあるものの、営業成約率を高める再現性に秀でるのは2025年2月現在、PR Timesだと感じています。理由は、PR Timesは大手メディアとの提携が進んでおり引用が多く、SEO対策上優位だからです。ただ、PR Times以外のメディアはマイナーな分、大手メディアに抜かれていない新鮮な記事を探す記者が見張っており、オリジナル記事に発展しやすい傾向があります。手堅くヒットを狙うか一発ホームランを狙うのか。目的により使い分けましょう。

成功企業に学ぶ具体的な実践ステップ

プレスリリースを営業ツールとして効果的に活用するには、戦略的なアプローチが欠かせません。成功事例から見えてきたポイントをご紹介します。

まず、プレスリリースの企画段階から、営業活動での活用を意識した内容設計が重要です。単なる新製品や新サービスの告知にとどまらず、市場課題の解決策や、具体的な導入効果など、潜在顧客の関心を引く要素を盛り込みます。

例えば、製造業のA社では、新製品発表のプレスリリースに、導入企業の具体的な生産性向上データを含めることで、同業他社からの問い合わせ増加につながりました。数値やデータを効果的に活用することで、説得力のある内容を作ることができます。

また、SEOを意識した内容作りも重要です。検索されやすいキーワードを適切に配置し、見出しや本文の構成を工夫することで、検索結果での表示順位向上が期待できます。具体的には、以下のような点に注意を払います:

  • 重要なキーワードをタイトルに含める
  • 見出しは検索意図に沿った表現を使用
  • 本文冒頭で核となる情報を提示

配信のタイミングも成功の重要な要素です。業界の動向や、ターゲット企業の予算策定時期などを考慮し、最も効果的なタイミングを選びます。IT業界のB社では、年度末の予算検討時期に合わせてプレスリリースを配信することで、新年度のプロジェクト案件の獲得につなげました。

副業人材の視点:

私がPR担当者として重視しているのが、プレスリリースの「二次利用」を見据えた設計です。私の場合、営業成約率を高める呼び水としてプレスリリースを配信する際には、事前に営業部門と打ち合わせを行い、どんな情報を営業トークで活用したいかをヒアリングします。例えば、製品の特徴を説明する際、「業界トップクラスの精度」という表現と「精度99.9%」という表現では、後者の方が営業資料として使いやすいものです。また、画像は必ず3点以上用意し、製品写真、グラフ、利用シーンなど、顧客に応じた営業トークを展開できるようにしています。

陥りやすい失敗パターンと対策

プレスリリースを営業ツールとして活用する際、いくつかの典型的な失敗パターンがあります。これらを理解し、適切に対処することで、より効果的な活用が可能になります。

最も多い失敗は、プレスリリースの内容が営業活動と連携していないケースです。せっかくメディアに掲載されても、営業担当者がその内容を十分に理解していなければ、効果的な活用は望めません。プレスリリースの内容は、必ず営業チームと共有し、具体的な活用方法まで落とし込んでおく必要があります。

また、SEO効果を意識しすぎるあまり、読み手にとって不自然な文章になってしまうケースも要注意です。キーワードの過度な詰め込みは、かえって逆効果となります。自然な文脈の中で適切にキーワードを配置することを心がけましょう。

配信後のフォローが不十分なケースも多く見られます。プレスリリース配信は、コミュニケーションの開始点に過ぎません。掲載実績の分析、反響の測定、そして次のアクションプランの策定まで、一連のプロセスとして捉える必要があります。

すぐに始められる具体的なアクションプラン

では、具体的にどのように取り組めばよいのでしょうか。以下に、実践的なステップをご紹介します。

まず、自社の強みや、解決できる課題を明確にします。これは、効果的なプレスリリースを作成する上での基礎となります。市場のニーズと自社の提供価値を結びつけ、説得力のあるストーリーを構築します。

次に、PR Timesのアカウントを開設し、プレスリリースの作成に着手します。記事制作においては、必要に応じて副業PRストラテジストの支援を受けることで、質の高い内容を効率的に作成できます。

配信後は、掲載状況のモニタリングと効果測定を行います。PR Timesの管理画面では、閲覧数やメディア掲載数など、基本的な指標を確認できます。これらのデータを分析し、次回の配信に活かすことで、より効果的な展開が可能になります。

副業人材の視点 :

2024年はおよそ150本のプレスリリースを執筆・配信させていただきました。その経験から差別化のポイントをお伝えします。メディアの担当記者は、毎日大量のプレスリリースに目を通しています。そこで注目を集める(開いて本文を読んでもらう)には、タイトルが決め手となります。記者の気を引く強力なキーワードを吟味しタイトルにいくつか盛り込むのが肝要です。

まとめ

プレスリリースの戦略的活用は、現代のビジネス環境において、営業活動を強力に後押しする有効なツールとなります。特にPR Timesを活用することで、大手メディアでの露出とSEO効果という、二つの重要な側面からビジネスの成長を加速できます。

ただし、その効果を最大限に引き出すには、戦略的なアプローチと継続的な取り組みが欠かせません。必要に応じて副業PRストラテジストの知見を活用することで、より効果的な展開が可能になります。プレスリリースを単なる情報発信ツールではなく、営業力を強化するビジネス装置として活用することで、新たなビジネスチャンスの創出につながるはずです。

成功に近道なし。共に頑張りましょう。

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この記事を書いた人

副業人材活用の専門家。副業人材活用ラボ編集長。
富士通・アマゾンジャパン出身。
トトノエルジャパン合同会社 代表。

大企業に勤めながら副業として200社超の経営支援を実施。
経営者が副業プロ人材を活用して経営課題を解決するための実践ノウハウを発信中。

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